技術レポート

PPの造形を手軽に!PP専用のり取り扱い開始

このたび、3Dプリンター専用液体のりmagigooシリーズよりPP Standard Penの取り扱いを開始いたしました!

弊社から販売しているRaise3Dプリンターにて使用できるBASF 社製 Ultrafuse-PP フィラメントですが、
非常に反りが強く純正のビルドサーフェスでは定着性能が不足しているため造形難易度がかなり高いフィラメントになります。

今まではオプション品のPPシートを使用することで造形を行っていましたが

ビルドプレートに直で貼り付ける、造形1回ごとに交換する必要があるといった、少し手間のかかるものでした。

Magigoo PP Standard Penは通常のスティックのり同じ感覚で使用することができるため、今までより手軽にPPの造形を行うことができます!

※本製品はPPフィラメントの1層目の定着を上げるためのもので、PPフィラメントの造形難易度を下げるものではありません。

実際にMagigoo PP Standard Penを使用してPPフィラメントでの造形を行ってみたいと思います。

今回はこちらの50×50mmのトレイを造形していきます。

※PPフィラメントのスライステンプレートはお客様にて追加でインポートしていただく必要がございます。

テンプレート(binファイル)のダウンロードはこちら

ビルドプレートにmagigoo PP Standard Penを造形サイズより一回り大きい範囲に塗布していきます。

今回は造形サイズが55×55m程度のため余裕を持って100×100mm程度のエリアに塗布しました。

のりが塗布されていない箇所があると、そこから造形物が反ってしまうためかなり余裕を持った範囲に塗布することをお勧めします!

造形が完了したら他のフィラメントと同様に造形物を取り外します。

magigooシリーズの液体のりは温度が上がった時に粘着性能があがり、温度が低くなると粘着性能が低下するといった性質があります。

そのため造形物を簡単に取り外すことができます。

プレートに残ったのりは水またはぬるま湯で洗い流します。

のりが残っている状態だと、他のフィラメントを造形する際に定着しない可能性がございます。

フィラメントを変えて造形する場合は必ず洗い流してから使用してください。

PPフィラメントで連続して造形する場合は洗い流さずに追加で塗布していただくことで造形が可能です!

PPシートよりも手軽に使用でき、清掃も手軽なmagigoo PP Standard Pen

既にPPフィラメントをお使いいただいている方もPPフィラメントが気になっている方もぜひご利用ください!

購入、お見積りにつきましては見積依頼フォームよりご連絡をお願いいたします。

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