技術レポート

3Dデータに模様を付けてプリント! (ideaMakerテクスチャ機能編)

 

Raise3DのideaMakerには以前より既存の3Dモデルにテクスチャと呼ばれる模様を表面に追加する機能があります。

今回はこのテクスチャ機能について紹介していきます。

設定方法

まず3DモデルをideaMakerにインポートします。
インポートが完了したらテクスチャを貼り付けたいモデルを選択し、画面上部のメニューバーにあるテクスチャをクリックします。

クリックすると左のスパナマークからテクスチャのポップアップが表示されるので「表面」の項目にある「ノーマル」をクリックしプルダウンで「カスタムテクスチャ」を選択します。

カスタムテクスチャの項目にある赤矢印の+マークを選択しPC内に保存しているテクスチャファイルを選択します。

※JPEGなどの画像ファイルでも可能です。

これでテクスチャの貼り付けは完了です。

プレビュー画面で形状に問題が無ければそのまま通常通りのプリントで模様のある造形物を出来上がります。

片面だけテクスチャを貼り付けたい場合

片側1面にのみテクスチャを貼り付けたい場合はテクスチャの項目の下にある「編集」をクリックします。

編集を押したら表面の項目を「カスタムテクスチャ」に変更し適用したいモデルの面をクリック、使用するテクスチャファイルを選択することで1面のみのテクスチャ化が可能になります。

テクスチャの貼り付けができたら「完了」を押して通常通りプリントを行えば完成です。

完成モデル

3DプリンターはRaise3D Pro2で造形しました。

材料:Raise純正スタンダードPLA(グレー)
 積層ピッチ:0.1mm
テクスチャデータはカーボン調を選択したので繊維の様な陰影も細かく再現されています。

テクスチャ機能はRaise3D全てのプリンターで設定が可能です。

光造形のDF2でも造形!

同じRaise3Dシリーズの光造形機種であるDF2でも造形してみました。
材料:Raise純正High Detail Resin 
積層ピッチ:0.05mm

テクスチャデータの様な細かい彫刻やディティールの造形物を追求したい場合は液体レジンを使用した光造形の3Dプリンターをお勧めします。

FFF方式では限界のあるシャープな質感を再現できる為お勧めです。

最後に

今回使用したテクスチャはRaise3D公式のフォーラムで展開されているデータを使用しました。

フォーラムには様々なテクスチャがアップされているので是非見てみてください。
 Raise公式ユーザーフォーラム(
https://www.ideamaker.io/texture.html

Raise公式テクスチャ機能記事 ※英語(https://www.raise3d.com/academy/how-to-apply-texture-in-ideamaker/

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