一品一様の治具を3Dプリントで内製化し、生産能力を向上

Skyzerは、オーストラリアのシドニーに拠点を置く創立19年の企業で、国内で最も信頼されている製品ライフサイクルサービス企業です。Skyzerは電気機器業界向けに、柔軟な製品組み立てサービス、ファームウェアのアップデート、修理、改修、ロジスティクスサービス、使用済み製品の安全な廃棄とリサイクルソリューションを提供しています。Skyzerは2012年に、3Dプリンティング技術を活用したカスタム製品の製造を開始しました。同社はシドニーとメルボルンの工場に多数の Raise3D Pro3プリンターを導入し、より多くのオーダーに対応するだけではなく、時間とコストを大幅に削減しました。これにより、同社は3Dプリンティングをメインの製造工程とする量産工場を実現しました。

ゲームチェンジャー: 治具の迅速なカスタマイズ

Skyzerの主要ビジネスは、顧客向けの電子部品組み立て、プロセス、修理、およびテストです。これらの電子部品は高さや形状が異なるため、一品一様の治具で組み立てる必要があります。カスタム組み立て治具は、組み立ておよびテスト中の製品や部品の損傷を防ぎます。

同社はRaise3Dプリンターを導入した結果、顧客のニーズに迅速に対応し、顧客の要件を満たすための組み立て治具を製造できるようになりました。Skyzerは顧客から機密の製品モデルを受け取り、コンピューター上で治具を設計・修正した後、社内のRaise3Dプリンターで製作しています。同社は他社から治具を購入する必要がないため、製造時間を短縮し、納期を早め、さらに顧客の知的財産を完全に保護しています。このプロセスは、Skyzerと顧客の両方にとって、迅速で安価、かつ安全です。

例を挙げます。オーストラリアの革新的なデザイン企業TwoGood によって作成された新しい非接触型ソープディスペンサーの写真を下に示しています。Skyzerは、TwoGoodからモデルを受け取った後、対応する治具を自社で設計・製造し、治具を用いて製品を組み立てました。これにより、製品の組み立てプロセスが簡素化されました。この製品は、今年後半にオーストラリア市場で販売される予定です。

図1. Raise3D Pro3プリンターで製造されたTwoGoodの非接触型ソープディスペンサーの組み立て治具。

時間とコストを大幅に削減

Skyzerは、シドニーとメルボルンの工場に複数のRaise3D Pro3プリンターを導入しました。 Pro3シリーズプリンタは300x300x300mmのビルドボリュームを有するため、さまざまなサイズの治具を製作できます。Raise3Dプリンターによる組み立て治具の製造は、生産時間の大幅な短縮とコスト削減を実現しました。

SkyzerはRaise3Dを導入後、全体の生産コストが32%削減されると見積もっています。カスタム治具がなければ、必要な部品を組み立てるのに少なくとも2人の作業員が必要です。 一方、3Dプリント治具を使えば、1人の作業員が片手で組み立てられるため、大幅な省力化が可能です。さらに、組み立て治具を位置合わせツールとして使用すれば、作業者は製品の損傷や擦り傷を避けることができます。 SkyzerのCEOであるTroy Sneddon氏は、次のように述べています。「人件費と部品の無駄を削減するのは当然ですが、代わりの工具や金型のコストと比較すると、大幅にコストを削減できます。」

Raise3D Pro3プリンターを使用すると、Skyzerの設備投資は指数関数的に減少します。 Sneddon氏は、「(従来のアプローチは)10,000ドル以上の費用がかかる可能性があるため、非常に大規模なプロジェクトにのみ適しています」と述べています。 Skyzerはこれまで、治具メーカーや射出成形工場に組立工具や部品の製造を委託する必要があり、高い費用が発生していました。 同社が扱うデバイスは、毎年何十万にも達します。すべての組み立て治具を外注すると非常に高価になります。対照的に、Raise3Dの3Dプリンターは比較的安価で、しかもメンテナンスコストはほとんどかかりません。

図2. 3Dプリントされた治具は、Skyzerチームが製品を簡単に組み立てるのに役立っています。
Raise3Dは、同社の円滑なプリンターフリートマネジメントを支援しています。

Raise3D Pro3プリンターの安定性と Raise3Dエコシステムにより、Skyzerはよりプロフェッショナルな量産ソリューションを利用できるようになりました。 「デバイスの信頼性が高いため、一晩中安定して治具を生産することができます。Pro3の着脱式押出機は、以前のモデルよりも大幅に改善されています。メンテナンスによるダウンタイムは確実に減少しています。」とSneddon 氏は述べています。彼はさらに、RaiseCloudのクラウド管理により、異なるサイト間での稼働状況のシームレスな監視と共有が可能になるとも述べています。Skyzerのマネージャーは、RaiseCloudを通じてシドニーとメルボルン2つの工場におけるプリンターの稼働状況をリモートで監視し、リアルタイムでタスクを割り当てて管理することができます。

Skyzerは現在、特注の組み立てラインを有しており、商業流通向けにオーストラリアで顧客の製品を大量生産しています。Skyzerは将来、さらに大きな3Dプリント工場を建設し、高まる顧客の需要に対応する予定です。

Pro3シリーズのアップグレードされた機能は、24時間365日安定かつ効率的な運用を保証します。

■ Z 軸ロッドの剛性が75%向上し、より高品質で安定したパフォーマンスを発揮します。
■ 005mmの高い繰り返し精度が、プリンター動作の安定性を確保します。
■ 300x300x300mmのビルドボリュームが大量生産のニーズを満たします。
■ 着脱・交換可能な押出機は分解とメンテナンスが容易なので、メンテナンスによるダウンタイムを削減します。

図 3. Skyzerは、工場で使用する組み立て治具の大量生産を開始します。

Raise3Dはより多くの可能性を実現

Raise3Dプリンターは、生産プロセス全体を通して、チームの創造性をより高いレベルに引き上げます。「私たちの会社では、財務チームまでもが私のチームに“オフィスベースの問題に3Dプリントソリューションを適用できないか?”と、相談してきました!」 Skyzerは将来、Raise3Dが金属3Dプリンターや大型の機械を発売し、より実用的な材料をフィラメントに利用できることを望んでいます。同社は、これが顧客により良いサービスを提供する大きな可能性を秘めていると断言しています。「私たちは、社内の製品設計と開発がエキサイティングに進化し、顧客に提供するソリューションをさらに拡大できると信じています。」 Sneddon氏は今後、社内でRaise3Dプリンターがどのように活用されてゆくかを楽しみにしています

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日本3Dプリンター編集部 Raise3Dチーム

日本3Dプリンター株式会社では、3Dプリンターや3Dスキャナーの導入を検討している方向けに、最新の情報を発信していきます。

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