Raise3Dプリンターで義肢づくりおよび教育体験
今回は、弊社⽇本3Dプリンター株式会社のお客様の中から、広島国際大学様の導⼊事例をご紹介させていただきたいと思います。広島国際大学の岡田様は、所属する日本地学教育学会において地層・地形サンプルなどの制作を目的としてRaise3D Pro2 Plus(販売終了)を導入し、またそれを活用して義肢装具の作成なども行っていました。
導入情報
導入先
学校法人常翔学園 広島国際大学 呉キャンパス
〒737-0112 広島県呉市広古新開5-1-1
導入時期
2021年 1月
導入機種
Raise3D Pro2 Plus
※現在は後継となるRaise3D Pro3をご案内しております。
導入目的
広島国際大学の岡田 大爾教授が主体となり、所属する日本地学教育学会において地層・地形サンプルなどの制作を目的として導入しました。
また、岡田様においても多方面に精通しており、土砂崩れなどにより手足を失った方などの関連から義肢装具の作成や地域の小中学校とも交流をしながら3Dプリンター用いた義肢装具の普及活動もされており、この度実際にRaise 3Dプリンターを採用し、さらなる研究を進める目的で今回導入となりました。
義肢作り・大学での体験(地域教育交流会開催)
2020年10月01日、広島国際大学で3Dプリンターを活用した義肢作り勉強交流会が開催されました。広島市黒瀬町の上黒瀬小学校の生徒21人が参加し、義肢装具のサンプルの組み立てを体験しました。Raise3Dプリンターで造形されたプラスチック製の小指の部品を使い、同大教員や大学生と一緒に組み立てに挑みました。
今回スペースの関係上、小さい3Dプリンターを展示しておりますが、子供たちの実際に触っている義肢装具のサンプルの作成は、Raise3D Pro2 Plus機種となります。また、サンプルの材料としては、Raise3D純正プレミアムPLAフィラメントで行いました。
導入メリット
今回の様に、Raise 3Dプリンターにおいてパーツを作成できるため、アイディアの早期の具現化が可能になりました。
また勉強会交流会も不定期となりますので、その都度人数に合わせて、サンプルを作成できるため余分にパーツを作成しなくて済むコストメリットもあるようでございました。
まとめ
Raise3Dプリンターは高精度・安定性・低価格を特徴として、日本全国300校以上の大学機関に導入されており、全国1500台以上出荷台数に達しています。Raise3Dを活用して大学機関の研究活動に役立つだけではなく、実際の手作り体験から地域教育・勉強交流にも幅広く使用されています。
今回、Raise3Dを用いて義肢装具を製作でき、土砂崩れなどにより手足を失った障碍者に迅速に義肢を提供することが可能となり、また子供たちに、義肢は手足を失った人の大切な一部だと実感していただけました。
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