3Dプリンティング技術で文化財を守る!

3Dプリンティングで修復と保存とは?

まず、3Dスキャナーを使い、彫刻や芸術品をスキャンします。今回の事例は、日本3Dプリンター株式会社の低価格業務用3Dスキャナー「EinScan Pro 2x Plus」(※現在はEinScan Pro HDをになります。)を使いました。この3Dスキャナーは、大型スキャン可能、スキャンスピード30fps、スキャン精度0.04mm、スキャン範囲0.2-5.1m、小さな部品から、車のような大きな製品までスキャンする事が可能です。1台のスキャナーで、ハンディスキャンと固定スキャンの2方式のスキャン方法が可能、幅広い用途に対応できます。自社独自開発の「EXSCAN PRO」制御ソフトで、使い易いユーザーインターフェースに加え、操作中にスキャン速度のコントロールや、スキャン後に解像度の設定を簡単に行うことができます。また、STL、OBJ、PLY、ASC、3MF、P3など様々な形式への書出しが可能となります。スキャナーを購入すると、無料のCADソフト「SolidEdgee Shining3D エディション」を付属します。スキャン後の3Dデータ修正や、CAD形式への変換によるリバースエンジニアリングが可能となります。

EinScan3Dスキャナーを詳しく知りたい方はこちら

彫刻の3Dスキャンの様子

彫刻を3Dスキャンし、データを取得し、CADの中で得られたデータを簡単に編集でき、(EinScan 3Dスキャナーは自動穴埋め機能があり、自動的にデータを修復してくれます)、修復したデータをSTL形式に変換し、3Dプリンターで造形できます。

3Dスキャンした彫刻を3Dプリンターで造形中

今回使用していた3Dプリンターは、「Raise3D Pro2 Plus」(販売終了)になります。(※現在は後継となるRaise3D Pro3 Plusをご案内しています。)Raise3Dプリンターは、日本国内に2000台以上導入され、世界総合評価No.1の低価格業務用の3Dプリンターです。最大造形エリア305×305×605mmで、200時間以上の造形が失敗せず、完成可能です。積層ピッチ0.01mmから0.65mmまで、業界トップクラスの寸法精度を誇り、後処理コストを最小限に抑えることができます。CREA3Dチームは、信頼性、プロフェショナルな設定、および高性能レベルのためにRaise3Dプリンターを使用する事を選択しました。ニーズを完全に適合する技術でした。

Raise3Dプリンターを詳しく知りたい方はこちら

3Dプリンターで後世へ

文化財・歴史的建築物・彫刻等の古い構造や遺跡、世界的な遺産と言うのは、後世に残していくべきものだと思われています。しかし、老朽化や自然災害等で崩壊して破壊されてしまうケースは少なくありません。そこで、3Dスキャナーを用いて3Dデータ計測する事で、3Dプリンターで実際の様子が印刷でき、崩壊の復元、修繕工事のシミュレーション、CGモデリング等、3Dスキャナと3Dプリンターは幅広応用性を持っています。

日本3Dプリンターのロゴ

日本3Dプリンター編集部 Raise3Dチーム

日本3Dプリンター株式会社では、3Dプリンターや3Dスキャナーの導入を検討している方向けに、最新の情報を発信していきます。

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