Raise3Dが義肢市場に光をもたらす

3D造形は従来難しかったカスタマイズや緻密なデザインが可能

3D造形技術は始まり以来、義肢市場に影響を与え続けており、製造業の次世代ソリューションとして広く認められています。Raise3Dはこれまで市場に貢献してきました。
3D造形は、カスタマイズや着用者にこれまでにない体験など、独自の利点をもたらしています。主に義肢は有機的な輪郭を持ち、高度なカスタマイズを必要とします。従来の製造プロセスである切削加工は、カスタマイズにはあまり適しておりませんでした。
フランスの事例で、Paolo Peirera Valerioの義肢プロジェクトにて3D造形が要件を満たし、外観と着用体験の品質を向上させる製品の開発に成功しました。Pro2シリーズ(※販売終了。現在は後継となるRaise3D Pro3シリーズをご案内しています。)やRaise3DのE2などの3Dプリンターの積層造形方式であれば、CAD設計でレイアウトされたとおりに造形する事が可能です。CAD設計者は最終製品の形状の仕様を思い描いた通りにできます。3D造形であれば、有機的な形状、空洞構造、軽量構造など、複雑な形状のデザインを設計する事が可能です。

義肢

(Paolo Peirera Valerioの義肢プロジェクト)

3D造形技術を用いることでコストダウンに成功

3D造形された義肢はより手頃な価格となりました。従来の製造では、各プロテーゼの複雑な形状と同一の寸法は、反復的な手作業手順に依存する必要があります。その結果、人件費とリードタイムの両方が高くなります。3D造形技術を適用することで、小ロット生産を効率的に行うことができ、その結果、コストとリードタイムを削減する事が可能となりました。 52個もの義肢の小ロット生産を2か月以内に完成させました。結果的に1ユニットあたりのコストは50ドルにまで下げる事に成功しました。

義肢の造形物

(実際の造形物)

専門技術を要せず誰でも可能

Raise3Dプリンターは、単一の大きな部品を造形する場合でも、小さな部品を造形する場合でも、その品質に違いが生まれる事はありません。
ナイロンやPPなどの高性能材料を造形できます 。このような3D造形材料は、優れた強度、耐久性、耐衝撃性、および適度な柔軟性を兼ね備えています。ただし、これらの材料を使用し、よりよい仕上がりにするためには設定値などの微調整が必要になる場合があります。これについては、Raise3Dの専用スライスソフト(ideaMaker)でご使用になれる、さまざまなマテリアルに対して適切に調整されたスライステンプレートををご用意しております。Raise3Dの造形ソリューションは、従来のワークショップや工場のセットアップとは異なり、ビジネスオーナーは、1つまたは複数のRaise3Dプリンターの全容量を解放するために、小さなスペースと標準の家庭用電源コンセントのみを必要とします。一方、Raise3DプリンターとそのスライシングソフトウェアであるideaMakerは、3D造形を希望するすべての人が小さな学習曲線に直面できるように設計されています。3Dプリンターを操作するために専門の技術者を雇う必要はありません。

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日本3Dプリンター編集部 Raise3Dチーム

日本3Dプリンター株式会社では、3Dプリンターや3Dスキャナーの導入を検討している方向けに、最新の情報を発信していきます。

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